人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マッキントッシュC-29

今更なのだけれど

蔵の二階に仕舞っておいたC29を引っ張りだしてきた

マッキントッシュC-29_c0057415_11502442.jpg


このプリアンプは、メイン出力が2つあるから便利。

一つは、真空管6C33シングルアンプへ

もう一つの出力は、thomann S-150mk2へ

アンプからA7への切り替えは

ラックスマンのスピーカーセレクターAS-5IIIを

逆に使って使用している(音質の劣化はほぼなしかな)


マッキンのプリの存在はすっかり忘れていて

ただ、蔵(店)の二階というのは日本という

湿気の宝庫的気候でも、まったくもって

こういった機械物に悪影響が出ないほど湿気を

寄せ付けない。

40年近くミカン箱に放置していたカメラのレンズも

カビは皆無。

高校生の頃にアルバイト代一ヶ月分をはたいて

購入した「高峰ギター」も35年

弦張りっぱなしでもネックが反っていないし

弦にさびもない。

昔の土壁の蔵は凄いなあと感心する。

まあ時々、虫さんがふらついている位だけどね。

そんなものだから、放置しておいたC29も

パネルの気泡が若干でているものの

内部をチェックしたかぎりそれほど

痛んでいなかった。

少し電源を入れて異常ないかを確認後

全ての結線を終えて

暫らく聴いてみた。

当店の真空管アンプは、良くも悪くも

まったくの誇張なしのむしろ石のアンプに近いフラット性能

(修理のプロが自分の調整用としてつくったので)

それと、今回購入したthomann S-150mk2も

実に素直で全てをさらけ出してくれるような音

ある意味、特徴のない真空管と石のアンプなので

ちょっとマッキンのオールドプリで味付けをしたくなった訳です。

中低音が誇張されますなあ・・

A7が最終窓口なので

さして知るべし。

パソコンからの音は、無論デジタルの段階で

イコライザーを使用すれば劣化なく

音の変化を楽しめる。

しかし

あれだけ個性のあった(中位)ミッションのCDプレーヤーは

少し趣を変えて

高域の鋭さが増したような・・

まっ個性的な音といえば

そうなのかな。

近いうちにはレストアに出さないといけないだろうけど

マッキンのプリも・・

たまにはいいものです。

あっフォノ端子については

もう色んな記事で書かれているのだけれど

マッキンのそれは、とても秀悦で

程よい色気を艶をもたらしてくれる

ただし・・

これは私感なのだけれど

当店のエラックプレーヤ+ADC-1と言う組み合わせで聴くと

どうしても帯域が広くなって(今の時代から言うと狭い)

高域がツンツンする。

まっこれはレコードの録音状態にもよるし

当時の録音カーブがレーベルによってマチマチだったことが

起因しているのだけれど

よく聴くレコードでは、この高音が気になったので

マッキンのフォノ端子を使わず

SHURE M64Aを通して聴いてみた

帯域がぐっと狭まって

良い感じでジャズボーカルが聞こえ始まる

これって・・・決して進化しているわけじゃないんだけれど

全体的にクリアーで帯域が広いなんて

音は私にとって必要悪でしかなく

聞き疲れする要因なので

帯域が狭くなって高域も低域も

ほどほど・・が・・いいんです。

まっ普通に家庭で聴く時間から換算すれば

私の場合、一ヶ月で普通に半年分は

時間取られているわけだから

仕方ないかな。



ところで、プリの代わりにミキサーを使うのも有効手段です。

特に今迄使った経験を踏まえて言うと

アレン・ヒースの一連のアナログミキサーは

あんなに接点が多いのにも関わらず

まず、間違いなく今までのプリアンプ選びで

悩んでいた方の心を開放するでしょう。

フォノ端子もとても秀悦だしね。

http://www.h-resolution.com/AH/

ただ・・

ここからは私感だけど

「いい音だから満足」って訳でもなのいですよ

その辺が趣味なんでしょうね。

だけど一度試してみてください。

気に入らないならオークションにでも出せば

大損しないで処分できますから。  笑


これでいいって事はないのかなーー

それがオーディオなのかも。

しかし

良い時代です。
by baberonia | 2013-07-02 13:39 | Comments(3)
Commented by たむ at 2013-07-03 00:00 x
C29とは!!(w
お店の二階に置いてあったんですね(^^)
C29を介していろいろ音の変化を楽しむのもありですね。
ギターを今度見せてくださいね。
Commented by baberonia at 2013-07-03 00:06
あはははっギター売っちゃった。だって数倍の値段で買いたいって高峰ファンがいたんだもん。私の手元に置くよりいいかなと・・いやいや実は、買取値段に惑わされました。くっくっくっ私も人間でした。私のギターは高峰の初代手作り品でたかみねの文字も手彫りの貴重品だったみたいです。「こんなモデル始めてみました」と言っとりました。いい音したなーー。で・・このドイツアンプって殆ど増幅の為のアンプだなって思ったんですよ。透き通っていて素直・・だからプリで弄ってやろうと思いました
Commented by baberonia at 2013-07-03 00:08
でね・・ドイツアンプと真空管アンプを散々聞き比べしたのですが、微妙なラインでの違いはあっても方向性は一緒だって気づきました。あっやっぱり・・この真空管アンプは技術者の「真面目に作った良いアンプ」なんだなーって実感しました。いかようにも色をつけてくださいって感じ。
<< 夏は暑いのです ドイツ製 thomann S... >>