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ユニゾン・リサーチP40

以前も記事を書きましたが

昨日までの店のシステム

まあ・・MC275は復刻版ではありますが

C22との所謂世界のゴールデンコンビ・・

泣く子も黙ります。

無論、突っ込み所がない・・押し出しの良い音。問題なし。

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当店のアルテックA7とも無論相性ばっちり。



でもね・・

ちょいと最近手を出したのがこれ・・

イタリアのユニゾンリサーチP-40プリメインアンプです。


一度、イタリアの真空管アンプを聞いてみたくて購入


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解っているんです。イタリアなんですから・・

突っ込み所満載なのは・・

充分・・解っていたんです。







ごらんのように全体的にまるっこくてかわいいのですが

そこは・・イタリア・・

なして手作業で作ったガラスをフロントに・・

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しかも下の部分のウッドを漆塗りみたいに「テロテロ」にブラック塗装

折角の木目なんて生かさずに・・汗

全身ブラックなのである。


でも・・リモコンは・・ごらんの様に木目バリバリ

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リモコンできるのは・・音量のみっ!

しかも赤外線・・で・・感度悪し。

スムーズにボリュームが廻ってくれない。



あ~~~・・中身は、手作業で彫った窪みに基盤を入れている

凄いよ・・イタリア・・どんだけ手作業なのよ・・

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中国の生産工場のように

無理やり集められた叔母ちゃんたちが

見よう見真似でつくっているのとは・・

違うみたい。

おそらく専門の職人がちゃんと昔からいて

それぞれの仕事をしているんだろうなあ・・

映画「紅の豚」をふいに思い出しちゃった。

イタリアのカロッツェリアで・・黙々と飛行機を組み立てていく

熟練のオバチャン達・・

くくくっ・・きっと・・あれ・・なんだろうねぇ。


おっと・・

音の話しなくちゃ・・

う~ん・・

これはこれで・・・

普段からマッキントッシュゴールデンペアの音に馴染んでいる

私の耳としては・・

物足りないのですが・・

でも・・・

きっとめを瞑ると

アルテックA7がスピーカーだと気づく人はいないだろうと

思うような音。

つまり・・綺麗で高音スッキリ・・

化粧を落としても

美しい30代の女性

とでも・・いいましょうか。

別の意味で

なんかいい音してます。

ちょっといじってみましょう

真空管のax7を国産のデットストック「東芝製」に差し替え

40年前の新品ですので

ちょっとエージングしてみないと結果ははっきりしませんが

オリジナルのより、芯が通って男らしくなった。

うむうむ・・いいじゃないか・・

あとは、慣れだな・・

実は実際店で使用するにオリジナルのC22では

荷が重過ぎると感じていたんです。

だって一日15時間近く稼動するわけですから。

壊れたら・・金かかる・・

ああっ・・レストアすればいいやん・・なんて

言葉も聞こえてきますが

やはり私は浮気性なんですね。



3日間・・・みっちり音だしをして

いい音になってきました。

高音の切れが・・・やはりマッキンのオールドとは違います

癖はないのですが、バスドラの綺麗な高音

つまり打楽器の妖艶さはマッキンより上です。

サックスの擦れた音域も

ただ太く感じていたマッキン音より

なんていうか・・ちょいと濡れた感じとでもいいましょうか。

一応、輸入元のエレクトリで一度検査しなおしているので

当分はちゃんと鳴ってくれるでしょう。

当分・・うちではこの音で行きます。
by baberonia | 2011-12-20 14:23 | Comments(0)
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